北アルプストリップ from折立 DAY,1 8/13

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先月の室堂に続き、
同じ富山からは折立IN,OUTの北アルプストリップ行ってきました。

金曜日、仕事が終わるとサンダーバードへ直行。
夜行の「急行きたぐに」は寝台が取れなかったので前日の富山入りとなった。

翌朝、5時発の折立直行バスに乗車。
もちろん乗客はバックパッカーのみ。

折立は日本最後の秘境と言われる雲ノ平への玄関口になるため、60リットル超級の大型パックの人がほとんどだ。
ぼくは例によってMacpac Amp Light 45で出動、妻はオスプレーARIEL 55。

折立7時着。
お盆だけあって駐車場に入りきれない車が路上に溢れかえっていた。
登山口は大混雑。

テントダッシュをかける人たちが行ってしまい、落ち着いてから我々もハイクスタート。
今夜のお宿の薬師峠テントサイトを目指す。

まずは樹林帯に分け入る。

今回のアプローチは長く、高度差も1000メートル有るので後半戦の事を考えてかなりローペースで上がって行く。

けっこう渋滞気味。

樹林帯を抜けると草原地帯に出た。

緩やかそうに見えるけどかなり急峻で、しかも遮る物がないので直射日光が体力を奪っていく。
このセクションはかなり過酷だった。
滝汗流しながらひたすら登る。

苦行に近い状況でみんな無言で登って行く。
見通しが利いて先が見えるのだけれど、行けども行けども同じ風景の繰り返しだ。

およそ4時間後、ガスの中にようやく太郎平小屋が見えて来た。

小屋であんパンを衝動買い後、薬師峠テントサイトへ。
20分ほどでテントサイトが見えて来た。
まだそんなに混んでいない。
MacpacグリセードクラシックにサーマレストZ Liteの兄さんが追い抜いて行く。

12時、薬師峠テントサイト着。
このテントサイト、ちゃんと管理小屋もトイレも水場もある。
そしてビールも売っている。
峠にある為フラットな場所が少ない。
なんとかいい場所を探して張ってみると今までにないぐらいきれいに張れた。
手頃な石がゴロゴロしてるのでテンション張るにはちょうどよかった。

ここから3時間ほどで行ける薬師岳にピストンする予定だったが、
草原地帯での体力消耗が激しくて行く気がなくなってしまった。

ビール飲みながらぼんやり他の人のテントや装備を眺めたり昼寝したりして過ごす。

夕方近くになるとテント乱立で峠はバックパッカー天国に。
ほとんどがソロか小規模パーティーだが10人ぐらいの大規模パーティーも。

16時頃夕食にする。
夕食と言ってもぼくはレトルトカレー、妻はパスタ。
調理も一瞬なら食うのもあっという間でなんだか味気なかった。
隣の一家はなんとなま肉を持ち込んで牛丼を作っていた。
その隣のカップルは完全フリーズドライだった。
軽量を選ぶか充実を選ぶか難しい所だ。

日が落ちてもそんなに冷え込む事はなくてフリース羽織るだけで充分だった。

ペルセウス座流星群が見れるとかで期待していたけど
満月で星すらまともに見えず。

縦走する人がほとんどなので就寝は早く18時にはテントサイトは静かに。

明日は薬師岳を目指す。