怒りに恐怖を感じる。

posted in: 日常 | 0

ある情報統制された国の抑圧された少数民族が
日本で情報の海に飲まれて混乱の極みに居る。

ネット上に溢れる真偽も分からない情報を信じて
沸き起こる感情は怒りと憎しみだけ。

今すぐに戦わなければならない。

抑圧される当事者としては当然の感情かもしれない。
よほど非道な扱いを受けているのだろう。
それは分かる。

でもそこで一歩立ち止まって冷静に考えて欲しい。

抑圧する側は実に巧みに戦いの芽を摘んできた。
消されてしまえば思うつぼではないか。

せっかく日本に来たんだし。
日本の美しい自然、文化、人の心にもっと触れて欲しい。
そして自分の民族の文化を広めて欲しい。
言葉、食、踊り、歌、できる事はなんでもいい。

戦うか、負けるかの両極端ではなく
その間にある可能性を探って欲しい。

社会の変革はすぐには訪れないが、
地道な活動がいつか必ず芽を結ぶはず。

怒らないでください。
怒りは何も生みません。


あまりの怒りに恐怖で疲れ切ってしまい生花を買ってきた。

あんなに美しい土地と文化がある民族なのに。

悲劇にならないためにも
ただ穏やかに文化を守り、
生き抜いて欲しい。