昨晩は満月の翌晩だったので月明かりが凄くて
ヘッドランプ無しでもうろうろ出来るほどだった。
おかげで星はほとんど見えなかったけど雪渓が月明かりに美しく輝いていた。
4時起きで、6時ジャストにハイクスタート。
まずは劔御前小舎を目指す。
序盤は雪渓を登る。
高山植物の花が丁度いい時期でそこかしこに咲いている。
これはチングルマ、いちばん多く見かけた。
今まで知らなかったけどチングルマは木だった。
いつも北アルプスに入るのが花の時期が終わってからだったので
今回は初めて高山植物の花畑を堪能できた。
1時間半ほどで劔御前小舎到着。
黄昏れているのはスキーヤーで剱沢を滑るらしい。
別山ピークから先の北峰からの剱の眺め。
圧倒的な存在感がある。
相変わらず高山植物が楽しませてくれる。
昨日着で高度順応もしてるので快適に足は進む。
立山主峰の大汝山を通過。
ガスの先に雄山が見えて来た。
![R0012530](https://www.yamabu.in/wp-content/uploads/2011/07/R0012530-358x540.jpg)
雄山ピークの祠が見えて来た。
ガスに巻かれて荘厳な感じがする。
ちょうど神主が立っている辺りがピーク。
入場料500円だって。
雄山へは室堂から直登のトレイルが整備されているので観光客が多い。
3連休で家族連れが多かった。
雄山から一ノ越への下り。
この下りがかなり急で高度感があり、しかもザレている。
渋滞気味なので落石起こさない様に慎重に降りて行く。
小学生の女の子が声をあげずに泣きながら降りていた。
山、嫌いにならないといいけど。
一ノ越を過ぎると観光ルートからは外れて雷鳥沢に続くトレイルへ。
雪解け水があちこちに貯まっていて湿原みたいになっていた。
高度差もほぼなくて西陽の中をひたすら気持ちよく歩いた。
雪渓あり、小さな渡河あり、もちろん花畑ありでこのセクションがいちばん楽しかったかも。
雷鳥沢帰着が18時前。
10時間活動したのは屋久島以来だ。
ペースがゆっくりだったので疲れはあまりない。
このテントサイトのいい所は直ぐ近くのロッヂで温泉に入れて生ビールが飲める。
さっそく風呂とビールを堪能して晩ご飯作って食って8時前に就寝。
今日一日で数ヶ月分のストレスは吹き飛ぶ最高に気持ちいい縦走だった。