駄菓子はコンビニで。

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妻の欧州周遊土産のひとつ。

開封してみた。
河馬?

サクサクの表皮の中にとろとろのチョコが入っていて
駄菓子にしては味、見た目ともにクオリティの高い代物だ。

ブレーメンのキオスクみたいな所で買ったらしい。
学校帰りの子供たちが群れていたとか。

その様子を写真に撮って欲しかったなあ。

小学生の頃、
校区に必ずひとつは駄菓子屋さんがあった。
ぼくの校区にはひとつしかなかったが
隣の大きな校区には三つもあった。

カレー煎餅や魚肉のカツ、スルメなどが
プラスチックのケーツに入っていてバラ売りでひとつ十円だった。
駄菓子以外にもべったんやシールなどの
おもちゃもよく買っていた。

一枚百円の入れ墨シールを買って
親に怒られた。
カレー煎餅十枚分が紙切れ一枚だなんて、
高い買い物だなあと緊張して買った記憶はあるが
何故買ったのかは憶えていない。

べったんは何故か隣の校区にしか売っていなくて
わざわざ越境して買いに行っていた。

背の届かない薄暗い天井付近には
水鉄砲とかフィギュアが釣られていて
まさに手の届かない見上げるだけの品もあった。

あのわくわく感をふと思い出した。

駄菓子屋さんにパチンコで石を打ち込んで
怒られたこともある。

そんな駄菓子屋さんは隣の校区のも含めて
全部なくなってしまった。

今日仕事から帰る途中、
近くのコンビニを通りかかると
小学生が駄菓子を手にして店から出て来た。

そうか、駄菓子屋さんないもんなあ。
コンビニで買うんや。
今更ながら知った。

駄菓子を手にして
彼方に走り去って行く少年の笑顔は
これからも変わらないんだろうな。